ポリネシア文化



ポリネシア カルチャーセンターは、
オアフ島ノースショアの2600万平方メートルにも及ぶ広大な敷地に広がる、
ポリネシア5000年の歴史と文化を再現したテーマパークです。
ここでは、園内に点在する7つの村でハワイを始めとするポリネシアの島々に伝わる文化や芸能を体験できます。
音楽と踊りのカヌーショーが楽しかったです。



ハワイ

古代の伝説でもうたわれる空の父、ワケアを表す鮮やかな青い衣装でハワイのアロハスピリットを見せます。
まずはフラ・カヒコと呼ばれるドラムとチャントの歌声だけで踊る古代の踊りです。そして、雰囲気ががらっとかわり、現代的なフラ・アウアナがウクレレとギターの伴奏で続きます。




トンガ

マロ・エレレイと勢いよく声を上げるのがトンガのカヌーです。
ポリネシアの中でも唯一残っている王国の伝統的なダンスです。
友好的な人々と形容されるトンガ王国の真っ赤に燃える朝日を象徴する赤い衣装をまとったダンサーたちと一緒になって手拍子を打って楽しみました。
マロ・アウピト、ありがとう、と退場していきます。




アオテアロア

アオテアロアニュージーランド)のマオリ人たちは「ハエレ・マイ、ハエレ・マイ」と皆さんを歓迎し、ハカと呼ばれる戦士の踊りで威嚇し、
ボールに紐がついたポイ・ボールを起用にまわし、目と手の反射神経を鍛えるティティトレアと呼ばれる棒をお互い投げあうダンスを見せます。
ダンサー達はマオリ人のシダの茂みをつかさどる神、タネにちなんだ緑の衣装に身を包みます。
また、この緑はマオリ人が大切に扱う緑色のジェイド(翡翠)の色でもあります。





フィジー

フィジーの司祭が「トマイ!トマイ!」と戦士や女性を戦争の神、デンゲイに捧げる踊りでメケと呼ばれる儀式のため呼び集めます。
自然の色に模様をつけた木の皮からできたマシと呼ばれる布を衣装とし、
「ビナカ・バカ・レブ」と感謝の意を表します。




       

        僕が暮らしているここだけが世界ではない
        さまざまな人々が、それぞれの価値観を持ち、
        遠い異国で自分と同じ一生を生きている。



        人間の風景の面白さとは、
        私たちの人生がある共通する一点で
        同じ土俵に立っているからだろう。
        一点とは、
        たった一度の一生をより良く生きたいという願いであり、
        面白さとは、そこからわかれてゆく
        人間の生き方の無限の多様性である。           
                    〜星野道夫「大いなる旅路」より〜