親孝行しているよ

昨夜、無事帰国しました。


「お父さん、今度一緒に行こうね。感動すると思うよ」
それに対して、「一生に一度でいいから行きたいなあ」と言っていた父親。
郁代と三人での喜寿祝いの旅は、
青い空と、青い海、きれいな空気いっぱいの郁ちゃんワールドでした。
さて、ここはどこでしょう。

















展望台からのハナウマ湾
色鮮やかな熱帯魚やウミガメ達の楽園は、
海洋保護区として徹底した管理がなされています。
その美しさは、かつてエルビス・プレスリー主演の映画「ブルーハワイ」のロケ地になったほどです。





海からのダイヤモンドヘッド




日没





ダイヤモンドヘッド「日の出ウオーキング」に参加しました。





山頂で。前日に過ごしたワイキキビーチをバックに





「お母さん、親孝行できなくてごめんね」
と病床で言ったけど、旅行できたのは郁ちゃんのおかげだよ。
親子三人での旅は本当に楽しかった。
ありがとう、郁ちゃん。



帰途のため空港に着いたら、急に夢から現実に戻りました。
「郁ちゃんはいないんだ!」
ハッと気がついたら、
泣けて泣けて、しかたがありませんでした。




家に着いたら、
全休さんからの手紙が届いていて、
郁代の声となって聴こえてきました。
有難うございます。



・・・・・
わたしたちは、もともと、生まれるということも死ぬということもない世界にいながら、
人間というちっぽけでみすぼらしい世界をつくって、
好んでそこに住んでいます。
この人間という世界を離れて、
不生不滅の真理につながる道を開いてくれるのが信心という智慧ですが、
その智慧
「無量光明慧に由って生ずるがゆえに」、
つまり、
人間の意識が届かない領域からやってくるので<真実>と呼ばれるものです。


 人間の言葉の絶えたところの不生不滅の領域は、
すべての善、すべての悪を受け入れて、
なにかを取ってなにかを捨てるということがないので、
すべてが平等で、すべてが美しく、すべてが平和です。
限りある命に生まれて、
常住不変の命に生まれ変わる瞬間を経験することは、
人生のなにものにも代えられない喜びといえるでしょう。
生まれてきたことの喜びと、死んでいく先の光なくして、
どうして人生を語れようか。
・・・・・


郁ちゃんには、いっぱい親孝行してもらっているよ。


それにしても、あんなに苦しい中で、
「産んでくれてありがとう」
「生まれてきてよかった」
   (「あなたにあえてよかった」より)

と、どうして言えたのでしょう。