「飲まず食わず」に教えられ

ブーゲンビリア



いつも読ませて頂いているブログの
『光の人中村久子』に「三日三晩飲まず食わず」とあり、
郁代の姿が重なりました。


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学校に対してことごとく反発するようになった富子。
見世物興行で朝鮮にいた久子に、担任は注意してくれないかと手紙を書いた。
3日後、突然、久子が学校に現れた。
「三日三晩飲まず食わずにきた」
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郁代は何日も、食べられず、水も飲めない日が続きました。
「腹水がこれ以上増えるのが怖い・・・」と、点滴さえ拒みます。
ハラハラドキドキの毎日ですが、どうすることもできません。
「どれほどの辛さだろう」と、私も「飲まず食わず」を試してみましたが、
「三日三晩」とは持ちませんでした。
“恥ずべき身”と知らされました。


畑のかえるさんのおかげで、
以前に書いた『中村久子さん』に改めて出遇わせて頂き、
有り難うございました。


       
      久子さんの言葉


      「手はなくも足はなくともみ仏の慈悲にくるまる身は安きかな」


      
      「人の命とはつくづく不思議なもの。
       確かなことは自分で生きているのではない。
       生かされているのだと言うことです。
       どんなところにも必ず生かされていく道がある。
       すなわち人生に絶望なし。
       いかなる人生にも決して絶望はない」



       「良き師、良き友に導かれ、
        かけがえのない人生を送らせて頂きました。
        今思えば、私にとって一番の良き師、良き友は
        両手、両足のないこの体でした」