東山魁夷展

東山魁夷の眼〜そのコレクションと川端康成との交流〜
金沢21世紀美術館で観てきました。








東山魁夷川端康成が出会ったのは昭和30年のこと。
川端は中堅画家だった東山の才能を見抜き、
いずれは日本を代表する巨匠になると予言します。
その後、東山は独自の世界を拓き、国民的画家としての地位を築いていきます。
しかし17年間続いた魂の交流は川端の突然の死によって終止符が打たれるのです。


うっすらと雪が積もった木々の情景が広がる「北山初雪」は、
ノーベル文学賞の受賞を祝って東山氏が川端康成に贈った作品(1968年)  

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東京・山種美術館所蔵の全長9メートルに及ぶ大作
≪満ち来る潮≫(1970年)が特別展示されていて、感動しました。
       
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また、創作の源泉となった美術コレクションを通じて、
東山魁夷の美意識の真髄に触れることができました。



まだ余韻がのこっています。
ひととき暑さを忘れました。