安部龍太郎さん

妹から借りた、直木賞受賞『等伯』を読みました。


能登七尾に住む絵仏師の等伯(33歳)は、
英才教育を受けた御用絵師集団の後継者狩野永徳との競争、  
狩野派からの妨害、
最愛の妻に先立たれる悲哀と、期待の後継者でもある愛息の死、
様々な人生の困難に出会い、時に茫然自失と成りながらも、
立ち上がって極みを目指し続ける・・・。


よく知っている能登地方や、七尾の地名が次々と出てきて、
それだけで興味がわき、一気に読めました。


新聞「おやじのせなか」に登場・・・
安部龍太郎さんにいっそう親しみを感じました。(タッチで拡大します)

朝日 3月14日


水墨画の最高峰と言われる松林図屏風

松林図(右隻))




松林図(左隻)
                           (Wikipedia)より


石川県七尾美術館
《第2展示室》では、
小説『等伯』(安部龍太郎氏)直木賞受賞記念として、
同館所蔵「複製松林図屏風」(原本:長谷川等伯筆)を特別展示しています。