「からゆきさん」

「からゆきさん」 著者の嶽本新奈さんはまりんかさんの姪で、気鋭の女性学研究者ですね。 これまでのまりんかさんのブログから受ける印象としては、 さっそうとバイクで駆け抜ける女性で、親しみをもって読ませて頂きました。この本は、山崎朋子『サンダカン…

「大切な花を心にひとつ」

「大切な花を心にひとつ」 山元加津子著 三五館 〜かっこちゃんが道案内する「星の王子さま」〜内容紹介 石川県の特別支援学校の教員として過ごしてきた30余年―― 出会ったたくさんの子どもたちは、「もうひとりの星の王子さま」でした。 「これまで出会うこ…

「あたりまえ」

今日は郁代とお別れするひと月前の日、あれやこれやと思い出されます。郁代も読んでいた 「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」 一言ひとことが郁代の言葉となって胸に迫り、涙があふれます。 あの時、郁代はどれほど望んだでしょう、 「あたりまえ」を。井村和清…

「リーチ先生」

金沢の今日の気温35℃ 街を歩くと“きゅうり”のグリーンカーテンが・・・珍しいですね。 日本を愛し、日本人からも敬愛された英国人陶芸家バーナード・リーチ をめぐる物語が、 北國新聞(地方紙7紙)で連載中です。 日本民藝館設立にも関わった激動の人生、 …

はなと蓮子

これまでも時々観てはいましたが、 最近は「花子とアン」が楽しみになってきました。 はなと蓮子の新しい恋のはじまり・・・英治は意外にも 「昨夜のことは忘れてください」と頭を下げ、去ってゆく。 動揺するはな・・・今週の 花子とアンより 挿絵を英治が…

『マイストーリー』

若葉とひよどり 今日の連載小説から『マイストーリー』 9 私の物語 林 真理子作 画・三溝美知子 本を書く人たち「あのさ、太田さん。 自費出版するのって、俺みたいに爺(じじい)が多いんだろ」 「そうですね。よそはわかりませんが、うちは年配の方が多い…

「みんなでひとつの命を生きていた!」

かっこちゃん初の電子書籍です。 みんなでひとつの命を生きていた! 山元加津子著 [Kindle版] かっこちゃんのメルマガ第1731号 「宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと」(2014年5月2日)に、 アマゾンレビューが載っていました。(前略) きらくさんが、アマゾン…

ゲンはお経を唱える

『はだしのゲン』 1945年(昭和20年)8月6日 朝、夏の日差しが照りつける中、国民学校の2年生だったゲンは学校に向かいます。 午前8時15分、原爆投下。ちょうど校門の辺りに着いた時でした。 ゲンは目もくらむような閃光を浴び、爆風に吹き飛とばされ、 意識…

『はだしのゲン』

金沢市民劇場9月の例会がミュージカル『はだしのゲン』 ということで、 妹が本を持ってきてくれました。市教委の問題が報道されて注文が続き、皮肉な形ですが関心が高まったようです。 汐文社はこれまでゲンを累計1000万部販売してきました。 昨年12月…

思い出はすべてそのまま残っている

卯辰山花菖蒲園で 動けなくなり、死を前にしたモリー先生のもとへ、 人生の講義を聞きに沢山の人が訪れました。 郁代は動けるときは友人に会いに出かけましたが、 ベッドに横たわってからは、友人がひっきりなしに、 最期まで自宅に来てくださいました。 お…

「ぶたまるさんがいく」

前には復興牡蠣が送られてきて、おいしくいただきました。 姉娘が熱心に続けている東北支援、 今度はどんなプロジェクトなのでしょう。 送られてきたのは仙台、石巻から 塩蔵わかめ めかぶ きれいですね 郁代の縁でお知り合いになったマオアキラさんは、 茨…

安部龍太郎さん

妹から借りた、直木賞受賞の『等伯』を読みました。 能登七尾に住む絵仏師の等伯(33歳)は、 英才教育を受けた御用絵師集団の後継者狩野永徳との競争、 狩野派からの妨害、 最愛の妻に先立たれる悲哀と、期待の後継者でもある愛息の死、 様々な人生の困難に…

「あたりまえ」

「飛鳥へ、そしてまだ見ぬ子へ」 井村和清医師は、 愛する妻、幼い長女飛鳥ちゃん、そして愛する奥さんの胎内に宿る小さな命を遺して、 癌のため32歳の若さで亡くなりました。 なくなる前に書かれた詩があります。 一言ひとことが郁代の言葉となって胸に迫り…

「だいじょうぶ だいじょうぶ」

昨日は近くのお寺で女人講がありました。 その席で、 「お母さんぼく星になったよ」を書かれた白山市の白潟 美栄子さんが、 絵本の読み聞かせをしてくださいました。 一人息子の翔弥(しょうや)さんは2010年、脳内出血のため18歳で突然亡くなられたの…

「魂にふれる」1

「魂にふれる」(若松英輔・著) 「私たちが悲しむとき、悲愛の扉が開き、亡き人が訪れる」 「死者は私たちに寄り添い、常に私たちの魂を見つめている。 私たちが見失ったときでさえ、それを見つめ続けている。 悲しみは死者が近づく合図なのだ」 震災で亡く…

「こころの辛さを抱きしめること」2

Sanaeさんからのメール、 「かっこちゃんはなぜ、家族でもない宮ぷーのところに毎日通うのですか? なぜメルマガのみなさんは、 障がいのあるお子さんをかわいがって育てることができるのですか?」 へ、かっこちゃんからの返信です。 メルマガ第1261号「宮…

「こころの辛さを抱きしめること」1

Sanaeさんからのメール、 「かっこちゃんはなぜ、家族でもない宮ぷーのところに毎日通うのですか? なぜメルマガのみなさんは、 障がいのあるお子さんをかわいがって育てることができるのですか?」 に、たくさんの共感と、応援メッセージが寄せられたようで…

そこから吹いてくる風の冷たさで

まりんかさんのブログに、「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子著)からの引用が載っていました。 この本は今年のベストセラー第2位だとか・・・。 改めて、 心に響く言葉だなあと思いました。 ・・・・・ 順風満帆な人生などない 私たち一人ひとりの生活…

兼六園 見ごろです

泉鏡花文学賞を受賞された角田光代さんのお話から。 「金沢を訪れるのは初めてです。 今日兼六園を歩き、紅葉の美しさに心を打たれました。 私も故郷がほしいなと思いました」 雪吊りと同じ日に撮りました。 兼六園の紅葉 見ごろです。 霞が池 ことじ灯篭と…

和合亮一さん講演会

福島で生きる 福島を生きる 福島を生きる 福島で生きる> 昨日の金沢大学学園祭、 和合亮一さんの講演会を聴きに行ってきました。 歩いて30分で行けるのです。 「僕の祖父母は兼六園で挙式しました。 一度来たかった金沢は初めてですが、 すぐに福島に帰ら…

山元加津子さんに泉鏡花市民文学賞

第40回泉鏡花文学賞受賞作品は 角田光代『かなたの子』と決定していましたが、 今日の新聞では第40回泉鏡花記念金沢市民文学賞の発表が載っていました。 かっこちゃんこと山元加津子さんの、 「手をつなげば、あたたかい。」が選ばれたのです。 朝日新聞(…

90歳の人気ブロガー

最近のこと、 本屋さんで突然目に飛び込んできて立ち止まってしまいました。 また、あした。 内容紹介 70歳から油彩画を始め、80歳でパソコンを購入、84歳でブログを開設! アクセス1日2000件。徳島に、すごいおばあちゃんがいた! 「さっちゃんのお気楽ブログ…

枯れたひまわり

近くの畑で 以前(2006年)、家五木寛之さんの妻五木玲子さんが、 生まれ故郷金沢で初めての個展を開かれました。 原画展では、装画本約30冊と、その原画が展示されていました。 このひまわりとそっくりな装画本があったなあと思ったのでした。・・・・・ …

出会いは偶然ではなく必然

かっこちゃんこと、山元加津子さんのメルマガ第1132号 「宮ぷー心の架橋プロジェクト」 (9月11日現在 参加者人数5335人)より抜粋 Bicoさんからメールをいただきました。 ・・・・・・・ いつもメルマガを楽しく拝読させていただいています。 Bicoと申し…

『礼を求めて』

一条真也様にはこの度の第二回「孔子文化賞」受賞、 心よりお祝い申し上げます。 孔健氏が会長を務める「世界孔子協会」が昨年より制定した「孔子文化賞」、その第二回を稲盛和夫氏、高木厚保氏と共に受賞されたのですね。 また、受賞記念として出版された『…

「それでも人生にイエスと言う」

「それでも人生にイエスと言う」(V・E・フランクル著) 人間はあらゆることにもかかわらず――困窮と死にもかかわらず、 身体的心理的な病気の苦悩にもかかわらず、 また強制収容所の運命の下にあったとしても――人生にイエスと言うことができるのです。(山…

「手をつなげばあたたかい」]本日発売

ベストセラーをめざす 「手をつなげばあたたかい」(山元加津子著・サンマーク出版)本日発売!! かっこちゃんのメルマガ 今日の「宮ぷー心の架橋プロジェクト」も、本のことで埋められていました。 「宇宙の約束」の映画監督、岩崎靖子ちゃんの日記です。 …

『ありがとうの花』  読書感想文

孫娘のSちゃんは、時々ぼ〜っとしたり忘れ物をするユニークな女の子。 「わたしは自分のこと普通だと思うんだけど、 何か言ったらお友達が笑うよ」。 ニックネームは「不思議ちゃん」だとか・・・。 我が家の“かっこちゃん”です。 Sちゃんの「読書感想文」…

「隣人の時代」

本書の出版の直前に東日本大震災が発生し、 世の中は“となりびと”であふれています。 ブログの読者として、お会いしたこともある一条真也さんの 「隣人の時代」(三五館)、ずっと品薄でしたがようやく手に入り、 読ませて頂きました。 出版社の内容紹介では…

『Heartful  Books』で書評

「サンデー北九州 東版」は、 発行部数326,000部の地域密着型フリーペーパーで、 書評コーナー『Heartful Books』は、 一条真也さんが担当されています。 2011年2月5日号の第36回では、 私の著書「あなたにあえてよかった」 を紹介して…