『はだしのゲン』

金沢市民劇場9月の例会がミュージカル『はだしのゲン』 ということで、
妹が本を持ってきてくれました。

市教委の問題が報道されて注文が続き、皮肉な形ですが関心が高まったようです。
汐文社はこれまでゲンを累計1000万部販売してきました。
昨年12月に中沢さんが死去した後、作品を紹介する報道も多く、
今夏は全10巻を例年の3倍となる各7000部増刷したものの、
今年は8月後半になっても注文が続き、23日に各巻2000部の増刷を決めたそうです。

『はだしのゲン』

全10巻、読み出したら止まりませんでした。

中沢啓治による、自身の原爆の被爆体験を元にした漫画。
同漫画を原作として実写映画やアニメ映画・テレビドラマも製作されている。
戦中戦後の激動の時代を必死に生き抜こうとする主人公中岡ゲンの姿が描かれている。
自伝的な作品で、作中のエピソードの多くも中沢が実際に体験したことである。
母親を火葬した際に骨が残らなかった、という作中にもあるエピソードが、
中沢に広島原爆の被爆を題材とした漫画を描かせるきっかけとなった。