「大拙を偲ぶ会」

鈴木大拙の命日にあたる7月12日18時から、
大拙を偲ぶ会」が開催されました。参加者は先着30名です。
「水鏡の庭」の中に浮かぶ浮島のような「思索空間」で、
岡村美穂子名誉館長が大拙の思い出を語りました。
鈴木大拙館までは歩いて1時間、
猛暑日が続いていますが、夕方木陰を歩くと気持ちよかったです。


「鈴木大拙館」


ある時、ドンとテーブルをたたき、
「美穂子さん、その音はいまどこで聞いた?」
「私の全身で聞きました。(耳でも頭でもないだろうと)」
「ちがうだろう。そんなケチなものじゃない。
全宇宙が聞いたんだよ。
だからあなたが聞いたんだよ」      


悩み事を話すと私の手をとり、
「美穂子さん、仏の手だぞ」
「あなたの手だといっても、あんたが作ったわけじゃないだろう。
あんたの親がつくったわけでもないだろう」


おしゃかさまのおしえとは
「自分に合った靴をはくようなもの・・・
自分のふるさとへかえるようなもの・・・」
    楽になるし
    安らぐし
    自由になる


自分以外に自分はいない
“らく”にしてらした・・・


生と死の境がなかった
亡くなった時もそのまんま・・・


NHKこころの時代
「心に枠のない世界〜鈴木大拙館をたずねて〜」(2012年9月23日)
を思い出しました。


金沢・現代会議でも直接お聞きしたのですが、
昨日は一番前でしたので、手が届きそうでした。
岡村美穂子さん、
いつも若々しく、フアッションがとても素敵で魅せられます。