天草の「かっこちゃん講演会」へエール

まりんかさんが奔走している「かっこちゃん講演会」、
パンフレットの表紙が大ちゃんの詩でしたね。

かっこちゃんの出身地、金沢からもエールを送ります。

山元加津子さんのHP「たんぽぽの仲間たち」にある、
「大ちゃんの詩」からです。


 
 日本中のみんな
 悲しみでいっぱいやから
 俺、勉強もようできん

神戸で大きな地震が起きた朝のこと、
大ちゃんは学校へ来るなりこう言いました。

「けさの地震すごかったな。
美浜の人は 地震も火事も台風も 何もおこるなと思っとるやろな」

前の年、チェルノブイリ原発でおきた事故や、
原発の近くに住んでいる人たちの不安について勉強したことを、
大ちゃんは覚えていたのでしょう。
まだ誰も地震原発について関心をもたなかったときに、
大ちゃんは真っ先に感じていたんです。

それから、神戸に住んでいる弱い人、赤ん坊や犬のことをとても心配して、こんな詩をつくりました。

 地震の神戸
 赤んぼうにお湯もってったり
  赤んぼうにミルクもってったり
  俺のとこにも 今度な 赤んぼうが生まれるんや

大ちゃんは、まっさきに弱い立場の人を心配する優しい心をもっているんです。

朝からテレビにしがみついてちっとも勉強をはじめようとしない大ちゃんに、
「大ちゃん、いいかげんテレビはやめて勉強しようよ」と言うと、
「今、神戸のことを知るのが一番大事や」
「日本中のみんな 悲しみでいっぱいやから 俺、勉強もようできん」
と答えました。


火って不思議やな

僕が生まれたのには理由がある

葉っぱだって石ころだって

さびしいときは心のかぜです