大学受験のエピソード

 見上げれば崖の上にカラスウリ

この季節、高校入試のエピソードを思い出しては笑えてきます。
つくしの出ている春の野に、
ニャンコを追っかける郁代に会えるのがうれしいのです。

おまけに、大学受験にからんでも思い出を残してくれました。
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高校三年生の夏休み、もう部活動は終わっていたのだろう。
遊ぶ相手もいなかったのだろう。(あたりまえじゃん!)

友達に誘われたのだろうか。
郁代には珍しく、「夏季英語特訓塾」なるところへ通い始めたが、
受験生の必死さは感じられなかった。
夏休みが終わった時、
「わかっていることばかりだったから、あまり役にたたなかったわ」
と、郁代はつぶやいていた。

何を考えているのか、あんたにはついていけないわ、もう…。
でも、そう思ったのは、それが初めてではなかったような気がした。
・・・・・
                「あなたにあえてよかった」より 

「役に立たたなかったって?そんなら塾の授業料5万円を返してよ!」
その時母が心の中で叫んでたこと、知ってた?郁ちゃん。
中学、高校時代を通して母が払った塾の授業料は合計5万円でした。

受験にまつわるエピソード、
思い出すたびに笑えて、そのあと、なぜか涙が出てきます。