劇団民芸『八月の鯨』

劇団民芸八月の鯨』を観ました。

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リビーとサラの姉妹は毎年、アメリカ・メイン州沿岸の島にあるサマーハウスで夏を過ごすことにしている。
1954年の8月、鯨の訪れを心待ちにする姉妹だが、
もう昔のように鯨がこの島にやってくることはない。
目が不自由になった姉のリビーは、
他人に依存しなければ生きてゆけない自分に腹を立てていた。

ますます気難しくなった彼女には、
面倒見のいい妹のサラもさすがに手を焼く始末。
そんな頃、幼なじみのティシャがサラにある提案をする。
リビーを施設に預けて自分と暮さないか、と言うのだ。迷うサラ。
さらにロシアの亡命貴族マラノフの登場で姉妹の間には微かな波風がたつ……。
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わあ〜お久しぶり!

サラの日色ともゑさん、
リビーの奈良岡朋子さん
マラノフの篠田三郎(客演)さんにお会いできただけでも、しあわせでした。
客席も前の方で聴きやすく、あのお声が聞けたのですから。

わがままな姉(私)に面倒見のいい妹・・・と言ったら、
高齢を迎えた私たち姉妹にそっくりでした。

家も近く、頼みごとをするのは私の方からばかり、
金沢市民劇場のチケットも夫婦2枚分、毎回持ってきてくれます。
観劇の前日には、「明日ですよ」と電話をくれます。

2日間あって、都合の良い日に行けるのですが、
今回は夜の部だから、
いつものように“野々市フォルテ”とばかり思っていたら、
金沢市文化ホール”だと分かり、
「ああ、間違えるところだった」と胸をなでおろしました。

とても落ち着いた舞台展開でした。