親切おじさん、さようなら

郁ちゃんはシドニーに住んでいた時は、毎日水泳していたね。
マンションにプールが付いているのが普通だったからね。

私も近所に出来たスポーツジムのプールへ時々通っています。
歩くのは3時間でも大丈夫ですが、正座は1時間で膝がいたくなるので、
リハビリにちょうどいいのです。

プールではフォームを直してやろうと、誰彼となく捕まえては指導したがる、
親切(おせっかい)なおじさんがいます。
自分が泳ぐ時間より、しゃべっている時間が断然長いでしょう。

特に私などはスピードが遅いので(ゆっくり長距離タイプです)、
大いに教えがいがある相手だし、話しかけやすそうなのです。

泳いでいる途中であっても、動きを止められてまで注意するので、
とても泳ぎにくいし、自分のペースが狂ってしまいます。
困っている方は、私の他にも多いのです。

時間をずらして行くようにしているのですが、
昨日もばったり・・・やはり注意されました。
「腕はこう、ボールを抱えるように大きく曲げて、水をかきなさい。
何度も言っているでしょう!」

その通りにしていたら次第にスピードが落ちてきたので、
自己流にしていたのです。

では・・・と、
アジア大会での萩野公介選手の泳法を見ていたら、私と同じ(?)ではありませんか。
腕を曲げないでまっすぐ前にだし入水、勢いよく後ろへかく。
これが現代の泳法なんです。

もう、親切おじさんの言うことは聞きませんからね。

アジア大会水泳 男子200m自由形 萩野公介・金 (1分45秒・23)

う〜ん、この驚異的タイム、私の50mと同じだとは・・・
言葉がありません。