「まれ」と辻口博啓さん

朝ドラ「まれ」、
希はいよいよ横浜で世界一のパティシエをめざすことに。

ドラマの製菓指導をしている辻口博啓さんは七尾市出身、
私も子供時代その近くに住んでいたので、親近感がわきます。

希と辻口さん、その境遇などが似ているらしいと話題になっていますね。

希は父の自己破産により東京から輪島へ夜逃げ。
辻口さんも七尾にあった実家の和菓子店が倒産するという過去が。

最近読んだ本でも、
「実は僕の半生を描いた『スーパーパティシエ物語』(岩崎書店)が朝ドラの物語作りのきっかけになったようです」とおっしゃっています。

希のモットーは「地道にコツコツ」と。
華やかに見える辻口さんも「地味な仕事の大切さ」をよく語っておられますね。

「来る日も来る日も、トイレ掃除や材料の仕入れ、在庫の管理といった仕事ばかりでした。
朝6時から夜の12時まで働いて、休憩は昼ご飯を食べる間の15分だけ。
週に一度の定休日にも休めず、ケーキにかけるコーヒーパウダーを一週間分作り貯めなければいけませんでした。
炒ったコーヒー豆を、巨大なコーヒーミルに入れて、手で回してすり潰すのですが、粒が見えないくらいキメ細かくするには、何度もミルにかける必要があります。
紙コップ一杯分作るのに1時間近くかかって、それを7つ分……
休みが丸1日潰れていましたね」

モンサンクレール 自由が丘 
オーナーシェフは世界のトップパティシエ辻口博啓さん

兼六園小立野入口近く、石川県立美術館内にある
「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」
お客さんを案内して何回か入りましたが、
いつも満員で列を作っています。