「饗応不尽」

ここは郁代に会いに来るところ
縦横無尽に、郁代はどこへでも私をつれていってくれます。
ありがたいなあと思います。

棟方志功の師である民芸運動河井寛次郎の言葉

「此世は  自分をさがしに来たところ
 此世は  自分を見に来たところ」


「饗応不尽」

無数のつっかい棒で支えられている生命
時間の上を歩いている生命

自分に会いたい吾等
顧みればあらゆるものから歓待を受けている吾等
この世へお客様に招かれて来ている吾等

見つくせない程のもの
食べ切れないご馳走

このままが往生でなかったら
寂光浄土なんか何処にあるだろう 
                          (昭和41年秋 河井寛次郎

棟方志功の語り
   木の精たちを一瞬にすくいあげる・・・
   板の中に入っているものから受ける命・・・
   生んでもらいたいといっている願い・・・
   自分が作るよりも
   木の魂、木の命と合体して、いただく方が多い・・・