『リーチ先生』

新聞連載『リーチ先生』を読んで 、
南砺に根付く「土徳」が思い出されました。

富山県南砺市を歩いていると、さまざまな場所で柳宗悦濱田庄司河井寛次郎バーナード・リーチという民藝運動をリードした作家の名前が聞こえてきます。
そして、実際それらの作品にも出合います。
なぜなら彼らと親交のあった版画家(本人は”板画”という)
棟方志功がかつて南砺に長く滞在し、みんな彼のもとを訪ねていたからです」

『リーチ先生』  原田マハ 407
(前略)
リーチ・ポタリーで創り上げた作品の数々をまとめて日本に送り、
柳宗悦の力を借りて作家不在のもとに東京で個展を開きもした。
バーナード・リーチは日本を去ったが、遠くイギリスでも、
日本で学んだことをじゅうぶんに生かし、活躍している。

以下、このように続きます。

                    (2015・7・14 北国新聞

小説に登場するバーナード・リーチ柳宗悦高村光太郎、富本憲吉、
河井寛次郎濱田庄司が身近に感じられるのでした。