イルカの表紙

いくちゃん

本が出たとき、
あなたにあえてよかった」を読まれた、メルボルンの「ミドリさん」からお手紙を頂いたのですよ。
「ミドリさん」も、いつかイルカといっしょに泳いでみたいそうです。


日系企業の駐在員の人事を担当しておりますため、
郁代さんには大変お世話になりました。
メルボルンにご出張でいらした際にお目にかかることができ、
今でも素敵な笑顔が印象に残っています。

年齢的に一回り以上お若い郁代さんが、
これほど勇気ある日々を展開されていたとは知るすべもありませんでした。


何より深く感動したことは、郁代さんの、
ご家族やご友人、看護スタッフに対する思いやりと愛あふれる言動であり、
涙なしではいられませんでした。

生の苦悩から解放され、いま郁代さんは自由にお好きなところに、
いつでも飛んでいくことができるようになった反面、
郁代さんのフアンにとっては限りなく試練の時になってしまいました。
しかし、魂は永遠と信じておりますもので、
郁代さんの無限の愛を、いつも感じることができるのではないでしょうか。


イルカには、レントゲンのように透視でき、
病んでいる人には癒しのエネルギーを放つ不思議な能力が備わっているそうです。
オーストラリアでも、イルカと一緒に泳ぐことが出来るところがありますが、
いつかきっと、イルカと一緒に泳いでみたいと思っております。


郁代さんの写されたイルカの表紙の写真は、
まるで郁代さんが、愛する人と仲良く手をつながれて散歩を楽しまれているようで、穏やかな雰囲気ですね。


そして水面下のイルカは、ご両親がそっとお二人のご様子を見守っていらっしゃるようで、大きな青い海を背景に皆様の無限の愛が象徴されているかのようです。


郁代さんとお母様が二人三脚で完成された大切なご本、
多くの方に読んで頂けたら本当に嬉しいことです。
勝手ながら、メルボルンの日本人会に図書貸出しサービスがありますので、1冊お分けすることに致しました。


日々感謝の気持ちを忘れず、「今」を精一杯生きることを郁代さんから教えて頂きました。
どうもありがとうございました。     2006年9月    ミドリ