生命が無くなるのではない

毎日「郁代はどこへいったんだろう」と思っていましたら、
濁川(だくせん)さまのブログに出会わさせていただきました。

6月21日には、内山興正師の言葉が紹介されていました。
とても心に沁みました。

濁川(だくせん)さま、読ませて頂きまして、
どうもありがとうございます。



  生死


  手桶に水を汲むことによって
  水が生じたのではない
  天地一杯の水が
  手桶に汲みとられたのだ
  手桶の水を
  大地に撒いてしまったからといって
  水が無くなったのではない
  天地一杯の水が
  天地一杯のなかにばら撒かれたのだ

  
  人は生まれることによって
  生命を生じたのではない
  

  天地一杯の生命が
  私という思い固めのなかに
  汲みとられたのである
  人は死ぬことによって
  生命が無くなるのではない
  天地一杯の生命が
  私という思い固めから
  天地一杯のなかにばら撒かれるのだ

  (内山興正 17)

   生まれたということも死ぬということもない