「雪の降る街を」

太平洋側に大雪の予報あり、
広島県山沿いの雪景色が朝のテレビに映っています。
今日は全国的に真冬のようですね。
窓の外に目をやると・・・あ、雪が降り始めました。



先週、A新聞“うたの旅人”は
   冬空から差す希望の光   中田喜直雪の降る街を」  
でした。


雪の降る街を」が大好きなんだったと、わくわくしながら読みました。
その誕生にまつわる逸話からはじまっていました。
   NHKラジオ放送中の「えり子とともに」で、ある日のリハーサル中、
   どうしても三分ほど時間が余った。
   「セリフを足して」「無理だよ」「ならもう一曲、頼むよ」
   スタジオの隅っこで、追い立てられるように内村が詩を書き、   
   中田がそれを一気に五線譜に乗せた。(最初は1題だけ)


むか〜しむかし、
町内会婦人部で1泊の温泉旅行があり、
その夜のアトラクションがなんと全員参加の「素人のど自慢大会」。
忘れもしません。
その時歌ったのが、大好きだった「雪の降る街を」でした。
しかも・・・なんと、優勝したのです!
海の近くの宿でしたから、
賞品は“魚の干物”だったかな?
人前で歌った始めての終わりでした。


1) 雪の降る街を 雪の降る街を
  想い出だけが 通りすぎてゆく
  雪の降る街を
  遠い国から おちてくる
  この想い出を この想い出を
  いつの日か包まん
  あたたかき幸福(しあわせ)の ほほえみ


(2) 雪の降る街を 雪の降る街を
  足音だけが 追いかけてゆく
  雪の降る街を
  一人心に 満ちてくる
  この哀しみを この哀しみを
  いつの日か解(ほぐ)さん
  緑なす春の日の そよかぜ


(3) 雪の降る街を 雪の降る街を
  息吹とともに こみあげてくる
  雪の降る街を
  だれも分らぬ わが心
  この空(むな)しさを この空しさを
  いつの日か祈らん
  新しき光ふる 鐘の音