女人講
俳句を初めて25年、
「万象」同人の中條睦子さんが第一句集「青蘆」を上梓されました。
おめでとうございます。
お人柄もよく知っているので、とてもうれしく思いました。
表紙帯の句には
吊るしある法衣にとほる萩の風
中山純子選
開巻最初の句
女人講法話のあとの豆の飯
について中山純子先生がこのように書かれています。
「風」に入会まもなくに初入選した作。
ごく自然体に身辺から素材を拾い、
のびやかに歌われているのがういういしい。
女人講らしいいかにも暖かな雰囲気がでている。
ところでこの句の“女人講”、
「あなたの家で開かれたときのものよ」
「あの日用意されたえんどうご飯がとてもおいしかったの。
えんどう豆のあざやかな緑色、今も忘れないわ」
と著者の中條さんがおっしゃるのでした。