「ブルカ」の女性

私が住んでいる地域には、
留学生を受け入れている大学がいくつかあります。
街を歩くと、さまざまな国からの留学生に出会うことが多く、
ショッピングセンターへの道を尋ねられたりします。
ほかにも、
「交番はどこですか?自転車がパンクしたので直して貰いたいのですが、
中国から4月に来たばかりでわからないので・・・」のようなことを聞かれ、身振り手振り、片言で会話し、その場所まで案内します。


最近、「ブルカ」の女性に出会う機会が増えてきました。
留学生の夫に同伴して来日したのでしょうか。
ご夫婦一緒の時が多く、とても印象に残っています。
顔がすっかり覆われているので、
「こんにちわ」とあいさつも出来ないなあ、
今度道で出会っても、「ああ、あの時の人!」ということもないなあ
と思ったりしたのでした。


顔の見えるイスラムのスカーフ(ヘジャブ)の方は、
たくさんいらっしゃいます。
イランからのご夫婦とは、親しくなったこともあるのです。
ご主人は帰国後大学教授になられるので、大学名や自宅住所を書き、
「イランへ遊びに来てください。
郁代さんにも子供達と遊んでもらい有難うございました」と、
日本語の手紙をくださいました。


それで、“ベルギーで「ブルカ」や「ニカブ」禁止”
の昨日のニュースに関心があったのです。


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イスラム教徒の女性が顔を覆う衣装「ブルカ」や「ニカブ」を公共の場で着用することを禁じる法案が22日、ベルギー本会議で可決、成立された。
ベルギーは欧州で初の着用禁止国となる。
欧州では「女性隷属の象徴」としてフランスなどでも禁止法案提出の動きがある。背景には、中東からのイスラム原理主義の浸食への危機感があるが、「個人の自由」とどう折り合うのか、欧州は解答を迫られている。
顔の見えるイスラムのスカーフ(ヘジャブ)などは対象外。
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そして、郁代と行ったベルギー旅行を思いだしたのでした。



 ベルギー小便小僧