「ありがとう」



          氷見港沖 定置網


ムック1/4の奇跡 より
昨日に続き笹田雪絵ちゃんの詩を紹介させていただきます。


「ありがとう」  


私、きめていることがあるの。
この目が、ものを映さなくなったら目に、
そして、この足が動かなくなったら、足に、
「ありがとう」って言おうって決めているの。
今まで、見えにくい目が、
一生懸命、見よう見ようとしてくれて、
私を喜ばせてくれたんだもん。
いっぱい、いろんなもの、素敵なものを見せてくれた。
夜の道も、暗いのにがんばってくれた。
足もそう、私のために信じられないほど歩いてくれた。
一緒に、いっぱいいろんなところへ行った。
私を一日でも長く、喜ばせようとして、
目も足もがんばってくれた。
なのに、見えなくなったり、歩けなくなったとき、
「なんでよー」なんて言っては、あんまりだと思う。
今まで、弱い弱い目、足が、どれだけ私を強くしてくれたか。
だからちゃんと、「ありがとう」って言うの。
大好きな目、足だから、こんなに弱いけど、大好きだから。
「ありがとう、もういいよ。休もうね」
って言ってあげるの。


・・・・・

これまでにも、何度も読んだことがあるんだけど、
雪絵ちゃんと郁代が重なって、
やっぱり涙がとまらなくなるのでした。


綴じ込みDVD、暖かい感動で胸がいっぱいになりました。
「1/4の奇跡」に会えてよかったなあと思ったよ。


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