自分のことで誰も責めたくないもの

「1/4の奇跡」

雪絵ちゃんのこと  〜私は私で大成功!〜  の中の、


   「だって、私の人生なんだよ。
   誰かが、誰かの人生に、どうして責任なんか持てるの?
   でも、私は、私の人生に責任を持てる。
   私、自分のことで誰も責めたくないもの」
   雪絵ちゃんは、いつもそう言っていたのです。


   雪絵ちゃんは、
   「もし、最期のときがきたら、むやみに命を、
   ただ長らえさせることはしないでほしい」
   と、お母さんにお願いしていました。


のところが郁代がいつも言っていたことと同じだなあと思いました。


郁代がワーキングホリディでオーストラリアへ行くと決めたとき、
その頃海外へ一度も行ったことのなかった私は、
心配でなりませんでした。熱の出やすい体質も気になって、
「病気になったらどうするの?」だの、
「飛行機が落ちないか心配」だの、
もう会えないように思って、とにかく反対したように思います。


その時、
「私、何か悪いことしている?
だって、私の人生なんだよ。
自分で決めたことなら、どんな辛いことも頑張れる。
私は後で後悔したくないんだよ。
自分のことで誰も責めたくないもの。」
と言いました。


自分が重い病気になった時も、
最期まで、誰のことも責めることはなかったのでした。


「わたしの人生、輝いていたよ」
「あなたにあえてよかったよ」
とのメッセージを残して旅立ったのでした。



郁代をとりあげた、24時間テレビの番組の中に、
かっこちゃんの「本当のことだから」
が映っています。