「愛する人を亡くした人へ」

一条真也
『愛する人を亡くした人へ 〜悲しみを癒す15通の手紙〜』(現代書林)が、
アマゾンの「死生観のベストセラー」でいきなり1位に。
一条さんの今朝のブログを読んで、またまたびっくりです。


このランキングはとにかく強敵揃いで知られ・・・その通りですね。
大津秀一著『死ぬときに後悔すること25』(致知出版社
V・E・フランクル著『それでも人生にイエスと言う』(春秋社)、
エリザベス・キューブラー・ロス著『死ぬ瞬間』(中公文庫)
・・・
私も読みましたが、たしかに名著ですね。
それらを押さえての1位です!


愛する人に死なれると、
人は皆これらの本を読むことでどうにか生きていけるのです。




一条さんに、最初にお会いした時頂いたのが
愛する人を亡くした人へ』
しみじみと読ませていただきました。
心に沁みました。







〈ブックレビューより〉
★ 母を見送ったあの日、
眠っている私の横に座ってただずっと私の頬をなでる母の夢を見た。
夢なのに、その手の暖かさは目覚めてもなお、はっきりと実感した。
本を読み終えた時、母の手のあの温もりは初春の風か、あの柔らかな月灯りに形を変えて、頬を撫でてくれたのだと、
この本を通して改めて母の愛と優しさに触れる事ができた。


★ 数ヶ月前、突然家族を失った私。
今でも思い浮かべると涙が止まりません。
悲しみは何年経っても癒えないものだと思います。
この本に出会い、あの時のことから今現在まで、
心を閉じていた自分が何かスーッと楽になり、
勇気付けられた気分になりました。
いつまでも忘れない・・・、
いつまでも思うことが残された家族にとって何よりも供養になると思うし、家族の絆になることを本から学ぶことができました。
もちろん私もそうなったら、やっぱり家族から同じように思い出してもらえると幸せだなーって。
実家から離れて生活する私にとって、
私から見える『月』はいつでも優しい眼差しで見守ってくれているようで・・・また会えるって。



東日本大震災愛する人を亡くされた方たちのことが、
いつも気になっています。


郁代は言いました。
「必要な時に必要なものが用意されていたよ」