美しい日本

近くの林檎畑、ここにも美しい日本がありました。







青木新門さんの北國新聞連載〜いのちの旅〜で、ジャズの名曲として
「What a Wonderful World  素晴らしい世界」
が紹介されていました。


・・・・・
(前略)
なにげない日常生活がどんなに素晴らしいものか、
そのことを歌い上げている。
ルイ・アームストロングは、あるライブ盤の歌い出しでこう語っている。


「若い連中に時々言われるんだ。
親父さん、どこが素晴らしい世界なの。
戦争が頻発し、飢餓に苦しむ人たちがいて、
世界中のあちこちで環境汚染が問題になり・・・
とても素晴らしい世界とは思えないよ。


・・・でもちょっと待ってくれ。
私の意見も聞いてくれ。
世界が悪いのではなくて、
我々が世界に悪いことをしているのではないか。


みんなで努力すれば、素晴らしき世界は実現するさ。
大事なのは、愛さ。
みんながもっと愛し合えば、多くの問題は解決するよ。
そうなれば最高だよね。
だから私は歌うのさ・・・」。


ニューオーリンズの貧しいアフリカ系アメリカ人の居住区で生まれ、
子供の頃にピストルを発砲して、少年院に送られた少年が、
人種差別を乗り越えて二十世紀を代表するジャズミュージシャンになった。
そんな彼だからこそ、悲しみの大地からせり上がってくるような歌声で、
世界中の人々の魂を揺さぶったのだと思う。


私はジャズの名曲「素晴らしい世界」と東日本大震災を重ねて、
次のような詩を作っていた。


桜が咲き 芽生える若葉
いのちはぼくらのために
なんて美しい北国の春なのだろう。


青い空 白い雲
豊かな海ぼくらのために
なんて美しい三陸の海なのだろう


瓦礫の中に 少年の笑顔
行き交う人もにこやかに
言葉を交わす「一人でないよ」


大悲大慈ぼくらのために
無縁社会は一夜のうちに
和で結ばれる有縁社会に


なんて美しい日本なのだろう
なんて美しい日本なのだろう

・・・・・


     世界はなんと美しんだろう・・・
     「愛してるよ」って伝えあう人たち・・・
     生きてるって本当に素敵なことだな・・・          


歌声が郁代の声となって聞こえてきました。
あなたにあえてよかった」です。




夜行バスで、北国の春(青森)に会いに出かけます。