萩一輪
玄関の白萩、花一輪みつけました。
猛暑の今年、いつもより2週間遅れて咲きました。
秋近し・・・なのに今日も30度を超す真夏日です。
被災地応援メッセージを読ませて頂き、
いつも励まされる思いです。
▽試練で学んだ感謝の気持ち
木村 薫乃 14歳(宮城県山元町・中学生)
大震災があってから5カ月が過ぎた。
私たちのすべてを奪ったあの震災は、思い出すだけで苦しいが、その間、少なくとも私は変わった。
一番変わったのは、当たり前のことにも感謝するようになったことだ。
新体操をしている私は地区大会も間近で、練習のことで頭がいっぱいだった。それなのに震災があってからは、練習ができず体も動かせない日々が続いた。
1カ月たって練習できると聞いたときは本当にうれしかった。
そのとき、場所を取ってくれた先生、貸してくれた方、送迎してくれた親のありがたさに気付いた。
そのことに気付いた私は、練習の最後の1秒まで頑張るようになった。
今でも、あの震災を恨んでいる人はたくさんいるだろう。
その中の一人に私もいる。
けれど5カ月という短い期間で、感謝することを知った。
悲しいことだったけど、大切なことを気付かせてくれた時間だったと思う。
これを、厳しい“プレゼント”としてこれからの励みにしたいと思う。
8月22日
▽青空教室で汗 出会い広がる
菅原 幸子 81歳(仙台市泉区・無職)
東日本大震災でレクリエーションダンス教室がある原町コミュニティーセンター(仙台市宮城野区)の会場も被災し、やむなくお休みをしていました。余震が続き、高齢者が家にこもることが多くなっていることを察したダンスの先生が、青空教室を提案し、5月中旬からセンターにほど近い榴岡公園で体を動かしております。
緑一色の公園はすごくまぶしく、爽やかな風が流れ、まるで別世界のようです。
公園内では、いろいろな人たちとの楽しい出会いがあります。
ギターを持った外国人グループとのコラボレーション、
ランニング中の人が私たちと一緒に体操をして、終わった後には、
「ありがとうございました」と一礼して帰りします。
かわいいワンちゃんたちもたくさん集まってきます。
苦労されている被災者の方々には、申し訳ない気持ちになりますが、できる限り体を動かし、家族や社会に迷惑を掛けないように努力するのが、高齢者の務めと信じ、続けていきます。 8月11日
(河北新報より)