「子守り」の思い出

「子守り」


「清流」4月号の安部朱美さんの人形「子守り」は、
小学5、6年生の頃の私のようです。
放課後、親戚の赤ちゃんをおんぶして、
農家の母親の仕事が終わる夕方までずっと「子守り」。
おしっこされて、背中が冷たくなって、
お腹が空いて赤ちゃんは泣き出すし・・・私の方が泣きたくなったよ。


で、そのお駄賃としてお正月に新品のブラウスを頂くのがうれしかったなあ〜。


それだけでなく、学校に5歳の弟を連れて行って、
授業中は教室の後ろに座らせ「子守り」したのです。
昭和25年頃のこと・・・、今思えばなんてのどかな時代だったんでしょう。
学校の先生はね、
「おとなしくしていて、おりこうだったね」
と頭をなでなで。
ポケットから飴玉を取り出し、弟にくださいました。
そんな懐かしい時代を思い出しました。