五箇山の歴史・文化

相倉集落にある「相念寺」は、
浄土真宗 東本願寺派真宗大谷派)のお寺です。
1552年(天文21年)に図書了観(ずしょ りょうかん)が、
五箇山十日講員として念仏道場を構え蓮如上人真筆の御名号を奉拝したのが始まりとされています。
現在の建物は、1859年(安政6年)に完成しました。
戦前までは、東方道場と呼ばれていましたが1949年(昭和24年)に東本願寺から寺号が付与され「倉壁山 相念寺」となりました。





中心道路である城端往来を挟んで約100メートル離れた場所には、西本願寺派の「西方道場」があります。





民謡の宝庫である五箇山地方のもっとも代表的な民謡は、
「こきりこ節」「麦屋節」で国の無形重要文化財に指定されています。
五箇山は平家の落ち武者が住み着いたと伝えられ、
農耕の合間に昔の栄華を懐かしみ唄い踊った民謡で、
哀調と格調高い調べが特徴です。
うたい踊り続けることによって守られ、
時代を越えて五箇山に息づいていきます。




「こきりこ節」





「麦屋節」