映画『あなたへ』

新聞記事からの引用です。
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俳優の高倉健が8月26日、6年ぶりの主演映画「あなたへ」のロケ地として協力を受けた 富山県・富山刑務所を表敬訪問した。
今作で高倉が演じた倉島英二は刑務所の指導技官という役どころで、
昨年9月に5日間にわたり撮影を行った。
高倉の感謝の気持ちを伝えるたいという思いから、再訪が実現。
同刑務所内の講堂で受刑者約350人と対じし
「1日も早く、あなたにとって大切な人のところへ帰ってあげてください。
心から祈っています」
と語りかけると、受刑者たちから盛大な拍手が沸き起こった。
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昨日、映画『あなたへ』を観てきました。




お隣の富山県では他に、流木を妻と一緒に拾った思い出の場所・・・
氷見市「島尾海岸」がロケ地でした。


妻役の田中裕子さんと訪れたのはここだけとか。
私もよく訪れた海水浴場で、立山連峰の美しさにみとれました。
立山は大好きで、今年の夏も登ったばかりです。


「ストーリー」
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人は、いつも
伝えきれない想いを重ねて、
一期一会の旅を 続けている。


妻の故郷への旅。
多くの人々との出会い。
そこには妻の本当の願いがありました。

北陸のある刑務所の指導技官・倉島英二のもとに、
ある日、亡き妻・洋子が残した2枚の絵手紙が届く。
そこには、一羽のスズメの絵とともに“故郷の海を訪れ、散骨して欲しい”との想いが記されていた。
そして、もう1枚は、洋子の故郷・長崎県平戸市の郵便局への“局留め郵便”だった。
その受け取り期限まで、あと十日。


刑務所に歌手として慰問にきていた洋子とは穏やかで幸せな夫婦生活を営んでいた。
長く連れ添った妻とはお互いを理解し合えていたと思っていたのだが、
 妻はなぜ生前その想いを伝えてくれなかったのか…。
妻の真意を知るため、彼女の故郷を訪れることを心に決める。
妻の故郷を目指すなかで出会う多くの人々。
彼らと心を通わせ、彼らの家族や夫婦の悩みや想いに触れていくうちに蘇る、洋子との心温かくも何気ない日常の記憶の数々。
さまざまな人生に触れ、さまざまな想いを胸に目的の地に辿り着いた英二は、遺言に従い散骨する。
そのとき、彼に届いた妻の本当の想いとは―。
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ふたりが過ごした富山の海から、彼女の故郷平戸の海への旅・・・


映画は、
亡き娘を偲んで の私の旅でもありました。


郁代も最期には“大切なあなたに出会う旅”を続けたのです。



長崎県でのロケ情報もあり、映画を見た後も楽しめました。