歩くことは出会うこと

家の中にいて落ち込みそうになった時、気分転換によく歩きました。
草や木、花や鳥、風や空から元気をもらうために。




崖の上のお宅に金木犀





水彩画のような






今でも歩くのが日課になっていますが、
街中では、よく声をかけられます。




先日も杜の里付近で車が止まり、
「金沢大学角間キャンパスはどの道を行けばいいのでしょう」
新しくできた山側環状道路、この辺りは複雑な交差点が多く初めての人にはとても分かりずらいことでしょう。




次に小立野に出たらやはり車から、
「大学病院の入口がわからないのですが・・・」
その方は広い敷地のはずれ、病院正門のちょうど反対側にいられました。




どちらもよく知っている私の散歩コースなので、教えてあげました。





同じ日の夕方、デパートからの帰り道、
うす暗くなった公園下通りで観光客の若い女性が二人、
地図を見ていたのでこちらから声をかけました。
「どちらへ行かれますか?」
「○○ホテルがわからないのです・・・」


反対方向に進んでいたので、なかなか見つからなかったのでした。



歩く人には役割があるんだなあ。


歩くことは、人と人を出会わせてくれるのですね。





鈴木大拙先生は
風のようにスッ、スッとよく歩いていました。
大地に足をつけることが大事だと身をもって語っていました」



先日の、金沢・現代会議の席での、上田閑照氏のお話が心に残っています。