コンサート


『オーケストラアンサンブル金沢』定期公演に行ってきました。
私の場合、ウオーキングをするために「コンサートにでかけよう」
となるわけです。
森雅史さん、隣県の高岡からも後援会のみなさんが応援にきていられたようで、
盛り上がっていました。
メンデルスゾーン「イタリア」、よかったです。


2013年7月18日(木)
石川県立音楽堂コンサートホール
岩城宏之メモリアルコンサート》
井上道義(指揮)
森雅史(バス、2013年岩城宏之音楽賞受賞者)


メンデルスゾーン交響曲 第3番 イ短調 Op.56「スコットランド


モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」より カタログの歌
モーツァルト:「魔笛」より この聖なる殿堂では
フレンニコフ:酔っぱらいの歌
プッチーニ:「ラ・ボエーム」より 外套のアリア


メンデルスゾーン交響曲 第4番 イ長調 Op.90「イタリア」


第340回定期公演記者会見より
井上道義(指揮)
森雅史(バス・2013年岩城賞)


●今年の岩城賞について―
井上:今年は森君という歌手を発見できてとても素晴らしいです。これからもどんどん伸びていくでしょうから頑張って行ってほしいと思っています。
森:岩城賞を受賞することになり大変光栄です。


●海外で活躍できることになった経緯について―
森:2008年に文化庁新進芸術家海外研修制度でミラノへ1年留学したのですが、帰国になる直前にイタリアのボローニャ歌劇場の研修所に入れることになりました。4年間実際の舞台に立ちながら研鑽を積み、昨年ドレスデン歌劇場と1年の契約をして、今は新作オペラ、今後カルメン魔笛などで役を頂くことになっています。


●音楽を志したきっかけは―
森:中学の吹奏楽でチューバと、個人的にヴァイオリンを習っていていました。その後両親には「音楽はやらなくて部活だけだから」と言って、管弦楽部のある呉羽高校に進んだのですが、指揮の先生が声楽部の黒崎先生という方で…いろんな場面で合唱に参加させられていたんです。高校3年生の時、声を買われてアメリカの演劇祭に出演したら、向こうのステージに圧倒されてしまって…自分もステージ側に立ちたい!と。


●魅了されたわけですね。高校生からでは遅くなかった?―
森:幸い、男声というのは声変わりもありますし遅くはなかったですね。イタリアなんかだと、前職を聴いたら肉屋だったということもあるくらいで(笑)歌い手の経歴って面白いんです。
井上:そうだね。歌は自分の声が「そういう声」を持ってると発見することがあれば「そういうこと」になる。思うに本当は歌手になれる素質を持った人ってたくさんいるはずなんだよ、実際バスなんて日本にほとんどいないんだから! こうやって黒崎先生のような人に、皆が発見してもらえてチャンスを持てるようになるとイイよね!


●どのような本番にしたいですか?―
森:バスの中でも響きが明るい特色を生かして、コケティッシュなカタログの歌、低いけど朗々と暖かなザラストロをお届けできればと思います。日本のバス歌手では歌われることの少ない「酔っぱらいの歌」も楽しんで頂きたいです。