山を看る

川面がキラキラ輝いて、遠くに雪を冠った山並みがみえます。
家の近くからの眺め、気持のよい青空です。


最近習っている詩吟、声を出しながら歩きました。

   
   山を看る      新島 襄(1843〜1890)

   看山高巍巍 觀海闊洋洋
   
   味得造化妙 小心少發揚

『山を看れば   高きこと巍巍(ぎぎ)たり 
 海を観れば   闊(ひろ)きこと洋洋たり
 味わい得たり  造化の妙 
 小心      少しく発揚す』

※通釈
山は高く高く聳え立って見え、
海ははるかに広々と大きく望まれる。
この大自然を眺めていると、
はかりしれない天地創造主の力が、つくづく感じとれる。
こうして意気地を失いかけた自分の気持ちを、
少し奮い立たせることが出来たのである。