詩吟 平泉懐古
今月の詩吟は「平泉懐古」です。
平泉懐古 <大槻 磐渓 > ひらいずみかいこ <おおつき ばんけい>
三世の豪華 帝京に擬す さんせいのごうか ていきょうにぎす
朱樓碧殿 雲に接して長し しゅろうへきでん くもにせっしてながし
只今唯 東山の月のみ有りて ただいまただ とうざんのつきのみありて
來り照らす 當年の金色堂 きたりてらす とうねんのこんじきどう
藤原氏三代の繁栄は豪華をきわめ、帝都当時の京都に似せて、
朱塗りの樓台、碧色の殿堂が 見わたす限り高く聳えていた。
今はただ当時の豪華さは、一場の夢となり、昔と変わらぬものは東山に上る月だけで、夜ごと来って当時の遺物金色堂 を照らしているのである、
と栄枯盛衰の感慨をのべている。
昨年の中尊寺への旅に思いを馳せ練習しています。
中へ入ると
漆塗りに金箔をはった金色堂は光輝いていました。
動画を参考にさせて頂いています。