吟詠大会

昨日は北陸岳水会の吟詠大会が、小松市民センターでありました。
250近いプログラムで、合吟、独吟、模範吟、役員吟と続きました。

姉妹教室の皆さんと一緒に出演させて頂いた合吟『晩秋舟行』は、
29チーム中第3位でトロフィーを頂きました。
心を一つにしないと、美しい吟になりません。
「よかったね」と皆で喜び合いました。

私は初心者の部での発表です。

・・・・・
   『帰雁』   銭起

瀟湘より何事ぞ 等間に回る
水碧に 沙明らかなり 両岸の苔
二十五弦 夜月に弾ずれば
清怨に勝えずして 却って飛びきたらん

   雁よ、この美しい瀟湘の地をなおざりにして
   何故北に帰っていくのだ
   水は碧く汀の砂は白く明るく
   岸辺の苔も鮮やかで美しい
   きっと湘水の女神が二十五弦の大琴を
   月夜にかなでる音がするので
   その音色の清らかで哀切なのにたえかねて
   ここで飛び帰るのだろう
・・・・・

大会では頭が真っ白になり、
ベテランの方でも詩句を忘れてしまうことがあります。
私は間違いなく吟じることができたので、よかったです。

このような機会があればこそ、模範吟を聴くことができて、
よい勉強になりました。

何より、川辺を歩きながら発声するのが、
身心のルフレッシュには良いかもしれません。