金沢・現代会議
ウオーキングの途中、
金沢21世紀美術館の隣の金沢歌劇座である講演会に出席しました。
第3回 金沢・現代会議 〜現代に生きる・現代を生きる〜
鈴木大拙が生まれ、鈴木大拙館が建つここ金沢で、
多様な分野の識者が現代に生きる人の生き方について語り合います。
平成26年11月1日(土) 午後12時30分〜午後4時
■講演
玄侑宗久氏 「日本人の直観の仕組み」
姜尚中氏 「心の病と現代」
松岡正剛氏 「古在と現在と未在」
松岡正剛氏のお話は初めてなので、とても楽しみでした。
三人の方の講演はどなたも興味深く素晴らしいもので、
一言一句もらさず耳を傾けました。
■パネルディスカッション
テーマ「金沢(ふるさと)に生きる」
上田閑照氏 (京都大学名誉教授)
玄侑宗久氏、姜尚中氏、松岡正剛氏
岡村美穂子 (鈴木大拙館名誉館長・鈴木大拙元秘書)
<コーディネーター>
木村宣彰(鈴木大拙館館長・大谷大学名誉教授)
岡村美穂子氏が語る大拙の言葉から
「美穂子さん、バカになることは至難の業なんだぞ。
バカになる修行が宗教なんだぞ」
「全部いっぺんは捨て切ることが大事なんだぞ。
『生きながら 死人となりて なり果てて 思いのままに するわざぞよき』だぞ」
「親鸞聖人は『安心決定(あんじんけつじょう)』と言うただろう」
上田閑照氏が語る大拙の言葉から
「外は広い。内は深い」
「生まれて 生きて死ぬ それだけだ」
50年前1日会っただけで、現在の自分を生かしていると言われます。
晩年の鈴木大拙の秘書を15年つとめた岡村美穂子さんの、
「何か欲しいものありませんか」という問いに対して
鈴木大拙の最後の言葉は、
「No,nothing,thank you」だった。
ちょうどこの日、
開設3年にして鈴木大拙館の入場者が10万人を超えたそうです。
おめでとうございます。
メモリアルの方は東京から、
一人前の方が岡山からで、一人後の方は愛知からということでした。
岡村美穂子さんNHKこころの時代