白いカラス

あの日、
世界希少種「コウライアイサ」に出会う前、上流から雪見橋付近まで来たとき、
羽の一部が白くなった鳥が飛んできて、目の前の犀川河岸で止まりました。

雪見橋

カラスなら黒でしょう???
そっと後をつけていくと・・・
「カア〜カア〜カア〜」
ハシボソガラスの子どもでした。

白いけどカラス


カメラを向けていると、
「いいのに撮れましたか?」
近くの方らしい老夫婦が通りかかり、
「このカラスは去年の7月に、向こう岸で生まれたのですよ。
新聞にも載りました。
幼鳥のころは、わたしたちが餌付けしてたんです。
手のひらに乗ってかわいかったですよ」
そういわれ、餌を投げていました。

帰ってからネットで調べたら、
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羽が白くなるのは「部分白化」と呼ばれ、遺伝子の欠損が原因で突然変異したとみられる。
数万羽に一羽の割合で出現するという。
ハシボソガラスアルビノ、全身が真っ白なカラスもいる。
遺伝子異常は虚弱体質が多く、成鳥するのは珍しいといわれる。
・・・・・
希少種?だったのですね。
希少種“ダブル”記念日でした。

そのまま歩いて行くと次に見たのは、「カワガラス」でした。

黒いけどカラスの仲間ではない

去年と同じような場所にいました。

カワガラス
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全身がチョコレート色(光の具合により赤茶色に見えることもある)の羽毛におおわれているのが名前の由来だが、カラスの仲間ではない。
上流から中流の岩石の多い沢に生息する。
冬期(積雪期)には下流側に生息場所を移動することもある。
ピッピッと鳴きながら、速い羽ばたきで川面の上を一直線に飛翔する。
頑丈な脚で岩をつかみ、水流の圧力を利用して川底を歩きながら水中で捕食を行う。
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カラス記念日にもなりました。

その次に出会ったのが「コウライアイサ」だったのですよ。

もしかして郁ちゃんの“新年サプライズ”?

見えるものや、見えないもの、
世界は不思議に満ちているようです。
ワクワクしてきました。