心で話す風の電話

午前のNHK番組を見ました。
大切なあなたへ
〜心で話す風の電話〜

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東日本大震災で多くの命が奪われた岩手県大槌町
三陸の海を見下ろす丘の上に白い電話ボックスがある。
ダイヤル式の黒い電話機が置かれているが電話線はつながってはいない。
亡くなった大切な人と"心で話す"ためにできた場所だ。
震災から次第に月日がたつ中で、
今も、町内外から人々がそれぞれの思いを胸にここを訪れる。
亡くなった大切な人に話しかけたいこととは何なのか。
その思いをつづる。
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ネットからもいろいろ読ませていただきました。

庭師の佐々木格(ささき・いたる)さんは震災前、いとこをがんで亡くした。
悲しむ家族を癒やそうと、2010年冬、不要となって譲り受けた電話ボックスを庭に置いた。

春の訪れを待っていたら、震災が起きた。

受話器を手に静かに話し掛ける人や、泣き続ける人。
訪れても、躊躇(ちゅうちょ)して電話ボックスに入れない人。

備え付けのノートには、
「会いたくて 会いたくて 声がききたくて・・・」

「気丈にしている人でも、実際は心の中で泣いている人が多い。
心情を吐露することで、少しでも苦しみから楽になってほしい」

「本当の豊かさや、心の問題を考える時代にきている。
風の電話や森の図書館は心のインフラだと思っています」