「いつになっても自慢の子供です」

       兼六園  素心蝋梅

ブログで交流のある佐藤さんの2月13日の記事 は、息子さんを亡くされた方から、
「いつになっても自慢の子供です」とメールを頂いた話でした。

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母親にとって子供というのはいつになっても自慢の子供です。
ですが、亡くなった子供の事をいつまでも言っていると、
友人や家族にさえもうんざりとされてしまうんです。
ですので、言いたくても言えない人もかなりいらっしゃると思っております。
そういうお母さんに集まってもらい、
自分の(亡くなった)子供の年表のようなものを作って、
自慢をしていただこうと思っていたのです。
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すると、糸井さんの“ほぼ日”2月14日に、
「亡くなった犬の自慢をはなしている夫婦の話」が載っていました。
糸井さんご夫婦も、犬を中心とした会話で生活が回っているようなんです。
犬がいなくなったら・・・との不安が、時に頭をもたげるんだとか。

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昨日、17年も共に過ごした犬を亡くした人と会った。
おそるおそる、犬がいなくなった生活について訊ねた。
その人は、落ち着いて話してくれた。
「夫とね、他所の人には聞かせられないような、
うちの犬がいいこだった話だとか、
かわいかったことだとか、じまんみたいなことをね、
お互いに、ずっと話しているわ」と。
そうか、それはまた、なかなか悪くないなぁと思った。
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「ああ、私の気持を代弁して下さっている」と感激しました。

私はここで、郁代を自慢しようと思っているのです。
「生んでくれてありがとう」
と言ってくれたのに、母親として何も出来なかったから、
せめて褒めてあげようと決めているのです。

他人からはうんざりされているかもしれないけど、
そんなことはどうでもいいんです。

「郁ちゃん、あなたはいつになっても自慢の娘です!」