「駅ナカ美術館」

日本で唯一「世界で最も美しい駅14選」 に選出された
金沢駅鼓門

北陸新幹線ホームの何本もの柱の上部には、
金箔(金沢市が全国総生産量のうち99%を占める)が貼られていて

待合室の壁面には、金沢の代表的な工芸品が数多く飾られています。

リニューアルした金沢駅のコンコースには鼓門をイメージした12の門が姿を現し、
がらりと雰囲気が変わりました。

(開業前日の駅ナカ

門柱24本には、九谷焼や輪島塗、山中塗や加賀象嵌など、
石川県を代表する人間国宝日本芸術院会員の工芸作品が組み込まれています。

土産物店街「あんと」出入り口付近の壁面には、文化勲章受章者の陶芸家、
大樋(おおひ)長左衛門氏による巨大な大樋焼の陶壁「日月の煌(きらめ)き」(幅8メートル、高さ4メートル)が展示されました。
金沢の四季を表現した大作です。

観光案内所の奥にも工芸作品が展示されています。

美術館でも、これだけの錚々たる方々の作品が一堂に集まる事はありません。
まさに工芸王国・石川県ならではの素晴らしい試みで、
駅ナカ美術館」と呼ぶのにふさわしいものです。

あっ、今から北陸新幹線1番列車に乗り、
郁ちゃんの案内で一泊旅行に出かけます。
さて、行き先は?
東京ではありませんよ。

昨年末に満80歳になった“父”は、傘寿記念旅行と騒がしいのです。
これで何度目の記念旅行でしょうか?