梨の妖精

亡きご主人との想い出の地金沢へおいでたHさん、
私のブログで梨の花(4月)を見ていて、麻梨花ちゃんに会いたいといわれ、
家の近くの梨畑へ歩いて行ってきました。
そこで会ったのは梨の妖精? 
なんと、Hさんのご主人と麻梨花ちゃんは同じ年に亡くなっていたことが後でわかり、
とてもびっくりしました。

ブログで知り合ったtakikioさんが新聞の二つの連載小説のフアンとか。、
私と同じと知っただけで嬉しくなりました。
「ふなふな船橋」は、妙に心に響く言葉が詰まっていて、今では目が離せないのだと・・・。
私がこころに残った場面まで同じでした。

・・・なんでこの人はまるで母のように私を和ませるのだろう?
私はその答えをとうに知っていた。
それは幸子が決して私を裁かないからだ。
彼女はだれのことも裁かない人だった。・・・

昨日の小説はこんな感じ、またまた梨の妖精です。

「ふなふな船橋」93   吉本ばなな・作    山西ゲンイチ・画

・・・「そしていつか、みんな等しくこの世から旅立ち、骨になってしまうんだ」
私は言った。
「だからこそ、今日一日がその人にとって最高に楽しくあるべきなんだよ」
幸子は言った。
「同じ天井を見つめながら、梨の妖精に慰められて、淋しい想いをかみしめた仲間っていうのは、そうとうなことよ・・・」・・・

同じ日、「春に散る」93  沢木耕太郎・作は、
ベランダに現れた野良の子猫にミルクをあげる場面・・・
かつてロサンゼルスでボクシングを諦めて生きはじめたときの自分を思い出しています。

takikioさん、新聞を読んで毎回お会い出来ますね。