いつも傍らにいて

郁代は子どものときから“わが道を行く”タイプでした。
最期まで、病室の主人公は郁代でした。
それどころか・・・
旅立ってからもじっとしていません。
私を動かし続けるのです。


一年目には、
「あなたにあえてよかった」を書かせてくれました。


二年目には誰が望んだわけでもないのに、

「24時間テレビ」
の取材を受けることになりました。
東京からスタッフがやってきて、
「こんな写真はありませんか?ビデオはありませんか?
オーストラリアの友人を紹介してください」と結構忙しかったのです。
どうも、
「お母さんに落ち込む時間を与えてはいけない」
と郁代が企んだようなのです。


三年目の2008年
「ああ忙しかった!これで少し静かになったわ」


と・・・ある時、
郁代が読んでいた本について調べていたら偶然に、
ブログ「節子への挽歌」に出会いました。
佐藤さんという方が奥様の節子さんを偲んで、書いていらっしゃいました。
毎日毎日書き続けられるということに圧倒され、
読ませて頂いているうちに節子さんが大好きになりました。
「節子への挽歌」の書き手は節子さんだと確信したものでした。
挽歌が今日まで欠かさず続けられているとは、驚くばかりです。


気がついたら、
私も郁代に導かれた佐藤さんのブログがご縁となり、
このブログを始めていました。
お陰で郁代は毎日傍らにいて、会話ができるのです。


きょうの「節子への挽歌」に「mikutyanの日記」を紹介してくださり、
ありがとうございました。