温かないのちの交感

郁ちゃん、
子犬のビッキーはこんなに大きくなり、ミクちゃんの遊び相手になっていますよ。
あなたにあえてよかった」に、こんな場面があります。

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五月十六日
連休も終わり、外出困難になってきた郁代が、
次に考えたことは子犬を飼うことだった。
郁代はビッキーと名付けたコーギー犬を飼い始めた。
「待て!」「おすわり!」「「よし!」郁代の声が今も耳に残っている。


八月に入り、身体の自由がきかなくなった時、
飼育をまかされたお姉ちゃんの日課は、
毎晩、ビッキーを郁代に会わせに行くことだった。
ベッドに飛びつくビッキーが、その頃の郁代の慰めになっていた。                   
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郁ちゃんが亡くなってから生まれた孫のミクちゃんは、
ビッキーが大好き!
ビッキーもミクちゃんが大好き!


賜ったいのちといのちの温かな交感が、
私に元気を運んでくれるのです。












テントウムシの遊具が好き