たんぽぽの詩 56

★ 晴れている空を見上げて
  「おひさま、わらっとるね」
                           (2歳児)



★ 園庭でダンゴ虫を見つけたかずお君
  ずっと丸まっているのをみて、
  「おうち、かえりたい?」
  と聞いていました。
  さみしがっているように見えたのかな?
                           (2歳児)                    


★  お昼寝前
  「なんか、ねるまえって どきどきするね〜」
  「なんで?」
  「おかあさんに あいたくてね」
                           (3歳児)



★ 焼きそば作り中、おかわりで並んでいる時
  「おいしいね〜。なんて ぜいたくなんだろう」
                            (5歳児)



★ 砂場でトンネルを作っていて、
  「なかなかトンネルできんね」
  「光みえてきたら虹かかるかもしれんよ。
   よしがんばって掘ろう」
                           (5歳児)



★ 鉄棒についていた雨粒を触って、においをかぎ、
   「水のにおいだ!」
  風が吹いているのを感じて
   「風のにおいがする!」
  散歩中に葉っぱを触り
    「葉っぱのにおいがする!」 
                           (5歳児)
                            


心が傷つき凍えたとき、
温めてくれたのはまわりの自然でした。
元気をくれたのは子供の言葉でした。



郁代の海  
今もイルカといっしょに泳いでいるでしょうか


あなたにあえてよかった」
の表紙は郁代が撮ったイルカの写真です。