分かち合う悲しみ




『分かち合う悲しみ』
宮城県名取市役所内の安否確認の掲示板にある
名取市職員  西城卓哉さんのメッセージ

          朝日新聞 16日


幸せだったときの3人の写真に、
涙しなかった人はいないでしょう。





郁代が小学校3年生の時、おばあちゃんが亡くなりました。
母は隣の職場で働いていて、学校から帰っても家の中はからっぽ。
「“ただいまっ!”と帰っても、
おばあちゃんの“おかえり”の声が聞けなくなった」
と、郁代はさみしそうに言いました。
友達の多い子だったけれど、
心に大きな穴がぽっかり空いたようでした。


「いくちゃん おかえり」
「ただいま」
いまは安心して、おばあちゃんの胸に抱かれていることでしょう。





震災応援メッセージ
kizuna311 ふるさと


あなたにあえてよかった