ねむの木の花

ねむの木の花が咲いている!!

今年も郁ちゃんが待っていてくれたよ!

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梨畑の近く、
周囲は夏草で覆われて、誰も近づかない場所にひっそりと。

気づいたのは三年前、
あれから毎年見にきます。
あなたに会えるのがうれしくて・・・。


新聞連載は、いよいよ晩年の親鸞に向かっていて、“自然に還る”です。
『他力』を書かれた五木寛之さん、
これからが本番のような気がしてなりません。

今朝の小説冒頭から・・・。

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親鸞 完結編  五木寛之・作 
   第358回  自然に還る(2)

「わたしは長く生きてきた。
これまでにいくつかの文章(もんじょう)を書き、
人にも念仏のことを語ってきた。
自分の往生のことも固く信じておる。
だが、それだけのことだ。
ひと皮むけば、恥ずべき自分、悲しき自分がとぐろを巻いている。
煩悩絶ちがたき凡夫なのだ。
だからこそただ一筋に他力をたのむしか道はない。
仏でも菩薩の生まれ変わりでもないのだよ。
ただの一人の人間として、まもなくこの世を去るだろう。
そこをまちがえてはいけない」
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