「ふるさと」を歌う
被災された方の言葉
「頭の中は真っ暗だった。
歌声を聞いて、
青い海とか緑の山とか、色のある風景が頭に浮かんだ。
震災後、はじめて希望がもてた」
郁代が亡くなってからは、風景は灰色だったなあ。
私のまわりから、色が消えていたなあ・・・。
あの頃を思い出し、胸が痛みました。
被災地に、再び青い海・・・緑の山が戻りますように。
(朝日新聞 4月2日)
最期の病床で郁代は、
かけまわった野山や、近くの清い川、青い海・・・
育んでくれた「ふるさと」を、
どんなに忘れがたく思っていたことでしょう。
郁代の切ない気持ちが伝わってくるようで、
郁代と出会えるようで、
私がよく聞いたのが「ふるさと」でした。
いつ聞いても涙があふれます。