頂きもので作る「大根ずし」

「大根ずし」の漬け込みは、これで4回目。
大根の切り方も、短冊切りにしたり、輪切りにしたり。
1週間ほど塩漬けして
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使うお魚も塩さばだったり、にしんだったり。
にしんは米のとぎ汁に一晩つけ、そのあと真水に一晩つけて・・・。

“麹(こうじ)”に熱々ご飯を混ぜ、
醗酵させて作る甘酒が一番気を使います。麹です。

電気ごたつを使うこともあるのですが、
今回は炊飯器の「保温」で1・5時間、そのまま放置で2時間すると
出来上がります。

お酒をちらちらと振り、
人参の千切りを散らしながらこれらを交互に挟んでいきます。

最後に重しをのせ漬け込むと、1週間後くらいから食べられるでしょう。
こんな感じになります。
寒いほどおいしく仕上がります。

各家でそれぞれの味があるので、
「かぶらずし」や「大根ずし」の交換試食もさかんです。

医王山の麓に近いこのあたり、以前は純農村地帯でしたが
金沢大学の角間キャンパス移転に伴い、
学門前街として市街化が急速に進行しているところです。


お年寄りが老後の楽しみとして、
今でもささやかに家の周りの畑で大根や白菜を作っているのですが、
「食べきれない」といって持ってきてくださるので、
旬の時期は買ったことがありません。

その有り難いお気持ちを生かすべく、
どんなちっこい大根や野菜も捨てずに使い切るのです。
味噌汁にしたり、おでんにしたり・・・新しいのでおいしいですよ。

わたしも疎開で農村に永年暮し、
父母の農作業の苦労を知っていますから・・・。

金沢城址にあった旧丸の内キャンパスは、
手狭になったこともあり20年ほど前に現在の角間キャンパスへ移転しました。
世界的にも珍しい城郭内のキャンパスへ通ったわたくし、
そろそろ化石人間かも知れません。

角間キャンパスも家から歩いて1時間、
わたしのウオーキングコースなのです。