「白雪姫プロジェクト」に出会わなかったら


第1411号宮ぷーこころの架橋ぷろじぇくと (2013年6月17日)より
抜粋させていただきます。


朝、星野ひとつさんが、
かずさんからのとてもうれしいメールを転送して下さいました。
・・・・
こんにちは、初めてメールさせていただきます。
私は、多発外傷、脳挫傷により、遷延性意識障害となった19歳の息子の母です。
今年、2月20日に受傷しました。
手足等、7か所の骨折。頭は左前頭葉、右頭頂葉挫傷、その他水頭症あり、左視神経官骨折、細かい挫傷は多々。
受傷後は、ICUに約1か月人工呼吸器、気管切開、経鼻栄養。
開眼はしているものの、ただ天井を見ているようなだけ。
その後、人工呼吸器が外れ、2か月が経過し、開眼はしていても追視もなく、
体のどこもほとんど動かさず、全介助にて体位変換してもらうのみ。
医師からは、反応も追視もなく、このまま回復の見込みは考えにくいというような話をされました。


その頃、白雪姫プロジェクトを知りました。
主人も私も、このプロジェクトを知って、絶対大丈夫だ!という確信を持ちました。
そこからの、特に主人の気合は確固たるものでした。
経鼻栄養も、気管切開も早く外したい。
口から一滴の水も入れてやれないことが辛くてしょうがない。
とにかくまず、経鼻栄養を、胃ろうにしてもらうこととしました。
そうすれば、嚥下しやすいだろうと。
そして、胃ろうにしてからは、とにかく口にものを入れたいから、
とにかく嚥下の検査してほしいと頼みました。


主治医からは、窒息覚悟、と言われましたが。
そんなに言うならやってみてもいいと。
すると嚥下検査に合格しゼリー状のもの食べていいと。
3か月ぶりに食べ物を口にした時の、笑顔にならない笑顔のような表情を浮かべて、本当にうれしかったです。
その後、大した痰も出てなく、耳鼻科Drより、気管切開も閉じていいよと。

5月中旬にここまできました。
しかし、体の筋肉はすっかり衰え、右手を動かせる程度。
首も座らず、起こすときは頸椎のカラーをつけるよう指示されました。
カラーつければ座っていいと許可が出たので、とにかく起こすことに集中し、
端坐位や車椅子の時間をとるようにしました。


そうして、1か月が過ぎ・・・すると先週から、突然活動が活発になりました。
手足をよく動かせるようになり、1週間前に肘を上げられるようになり、
今までは介助してやっていた食事の、スプーンの上に食べ物をのせてやると、
自分で口へ持って行って食べました!!
これには、誰も驚きました。
そして毎日動きが大きくなり、ベット柵引っ張るから危険と看護師さんに言われたり・・そして、今日は初めて、発語しました!!
あ、い、う、え、お  こちらの言うとおり、真似して言いました!
いま受傷から4か月。
ベテラン医師も看護師も、誰もが絶対回復困難と思っていました。


白雪姫プロジェクトに出会わなかったら、
医療の言われるままに寝かせきりだったと思います。
このプロジェクトのおかげで、私たち親は希望を失うことはありませんでした。

本当に感謝しています。
これから子供のさらなる回復にがんばりながら、
このプロジェクトの力になれるようなことが出来たらいいなと思っています。
・・・・

すごくすごくうれしくて、よく白雪姫プロジェクトをみてくださったなあと
感謝の思いでいっぱいになりました。
きっと、もっともっと回復されますね。心から応援しています。
                              かつこ


日曜日、NHKで巻子の言霊を見ました。
「にほんいち あなたをあいしています」
「とやまけんいち あなたをあいしています」
巻子さんの言葉が心に残っています。


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