ふるさとに抱かれて

郁ちゃん
NHK火曜コンサート(17日)では、北陸新幹線開業を祝って、
松原健之さんが「金沢望郷歌」を歌っていました。
最近、NHKの歌謡番組によく出ておられます。

昨日「室生犀星」を書いたところですが、この曲の1番には
   ♪犀星の詩(うた)を うつす犀川
とあるのです。

金沢望郷歌  松原健之   (作詞:五木寛之/作曲:弦哲也

   ♪桜橋から  大橋みれば
    川の岸辺に かげろう揺れる
    流れる雲よ 空の青さよ
    犀星の詩を うつす犀川

    この街に生まれ この街に生きる
    わがふるさとは金沢 ゆめを抱く街♪

松原健之さんが「金沢望郷歌」でデビューしたのは2005年9月、
あなたが亡くなった次の月でした。
 
「奇跡のクリスタルボイス」と評され、
聴く人の心を惹きつける、優しく透明感のある松原健之さんの歌声・・・、  
私のために作られたようで、何度も聴きました。 

     ♪この街に生まれ この街に生きる
      わがふるさとは金沢 ゆめを抱く街♪

ここのところはあなたが歌っているようで、何度涙を流したでしょう。

動画では、
♪「桜橋」から〜 「大橋」みれば〜
の写真が“犀川の橋”ではなく、浅野川の「梅の橋」「天神橋」となっていますよ。
私のブログに最も多く載っている風景です。

映像は、ひがし茶屋街、辰巳用水、金沢城址、兼六園武家屋敷と続きます。

動画を投稿下さった方、
改題『mikuちゃんの散歩道』、を丁寧に紹介してくださって有り難うございます。(笑)

五木寛之さんは、「わがふるさとは金沢」と公言し、
地元の人以上に金沢を愛していられるのです。

この街に生まれ、この街に生き、
ふるさと金沢に抱かれて、あなたは逝きました。