不思議
いくちゃんも出会っていたかっこちゃん。 新刊の「本当のことだから」を読んでいたこと、 私は知りませんでした。 重い病気と向き合うかっこちゃんと宮ぷー、 多くの人達が輪(和)を作り、励まし励まされています。 かっこちゃんのブログに 宮ぷーの映画の…
脳幹出血で倒れられた、かっこちゃんの親友宮田さんは 命が助かることはまずないだろうし、 たとえ命が助かったとしても、 意識が戻ることは万に一つもないだろう、 とお医者様にいわれました。 もちろん、 「四肢機能全廃、コミュニケーション手段なし」と…
ムクゲ ご近所で 郁代の病状が進み寝たきりになった時、 私にできることは、足をさすることだけでした。 どんなに抱きしめたかったでしょう。 けれども身体のあちこちが痛んで、さわることができませんでした。 そのことが、ずっと気になっていました。 最近…
岡部明美さんのブログ、 「また会おうね、 きっと、きっと、 いつかまた」が、 いつのまにか、郁代の声になって聴こえてきました。 郁代からのプレゼントでした。 < い の ち の 花 > 私が、この世界に生まれた朝の光は、どんな美しさだったのだろう。 窓…
芙蓉 家族との会食で、 「ここ(病院)の食事、すごく味付けがいいわ」 と言ったのでしたが、郁代の状態では、食べ物の味も、 本当はわからなくなっていたのでした。 それでも、病室に集まった家族が落ち込まないように、 気持ちがすこしでも軽くなるように…
お別れの前日、 明け方、一時呼吸困難になったため、緩和ケア病棟へ緊急入院。 夕方、仕事を終えた家族が集まりました。 緊急入院だったので、一時的に特別室が用意されました。 「広いね!」「ホテルみたいね!」と、 三ツ星レストラン、四ツ星ホテルの話題…
シドニーの友人ミキさんから頂いた手紙です。 いくちゃんはいつもニコニコしていて、 人のためだったら努力を惜しむことなく、 自分を犠牲にしてもがんばる人です。 いままでいろいろとお世話になり本当に感謝でいっぱいです。 スポーツ万能で暇さえあれば水…
家のすぐそばを流れている浅野川に沿って、四季折々よく散歩します。 川辺で幼児だけで遊んでいるのを見かけると、 溺れないかと気になり注意しながら歩くのが常でした。 保育園に勤務していた関係で、 知らぬ間にパトロールしている自分に気がつき笑えるの…
あの辛さの中で、 郁代は「ありがたい」のメッセージを遺そうとしました。 「家族のやさしさに気づいたことが、 病気の辛さ以上に有り難いことやわ」 うれしそうに言った郁代を思い出した。 明るい顔だった。 あの辛さの中で、 「有り難い」と言えることが不…