星野富弘

夏の終わり

夏の終わり 星野富弘 昼間が短くなるのが いやだなんて けちなこというなよ こんなさわやかな空の下 今日も一日 無料で生かしてもらったんじゃないか

どくだみ

梅雨入りが報じられました。 このころに白い花を咲かせるのがどくだみで、 道を歩くとあっちにも、こっちにも咲いています。 星野富弘さんの詩に出会ってから、 どくだみを見ると、やさしい気持ちになるのです。 どくだみ 星野富弘 おまえを大切に 摘んでい…

はなしょうぶ

卯辰山菖蒲園 で郁代撮影 旅立つ二ヶ月前 「はなしょうぶ」 星野富弘 黒い土に根を張り どぶ水を吸って なぜきれいに咲けるのだろう 私は 大ぜいの人の愛の中にいて なぜみにくいことばかり 考えるのだろう

土の中は

土の中は (ラデイッシュ) 土の中はまっくらだったけれど 芋虫もミミズもゲジゲジもダニも みんな一生けんめいだったよ 地上はさわやかな風が吹いて 眩しいほど明るいけれど 怖いことがいっぱいだねえ 星野富弘 里山で田植えしたとき、素足で入った土の中は…

「人生が二度あれば」

星野富弘さんの新刊『種蒔きもせず』に、心が温かくなりました。 中に、こんな一節があります。 いのち ・・・・・ 植物の生命力には本当に驚ろかされる。 捨てられた蕪から芽が出て花が咲いている。 道路が盛り上がっていると思ったら、 アスファルトを割っ…

れんぎょう

ようやく暖かさが戻ってきました。 ご近所を歩いていたら、 れんぎょうがきれいに咲いていました。 星野富弘さんの詩に、いつもやさしく包まれます。 「れんぎょう」わたしは傷を持っているでも その傷のところからあなたのやさしさがしみてくる

もくれん

先日出かけたコンサート会場近くに、 市内一大きな紫もくれんの木があり、満開を迎えています。 道行く人が立ち止まり、写真を撮っていました。 夜にはライトアップされ、豪華な美しさ。 もくれんが好きです。 夕方のもくれん もくれんといえば、星野富弘さ…

ドクダミの花

家の前に咲いている、ドクダミの花。 散歩していても、この季節、 どこにでも咲いているドクダミの花。昔からずっと、だまって咲いていたドクダミの花。 星野富弘さんの詩に出会ってから、 ドクダミの花と友達になったような気がしました。 ドクダミ おまえ…

腹がへった

なにもしたくない 誰にも会いたくない しゃべりたくも ない 野に咲く花のように 静かに一人でいたいしかし 残念だが 腹がへってしまった (おおいぬのふぐり 星野冨弘) 今日もお腹がすいて、 美味しいごはんありがとうございました。 「オイシイモノガ タベ…

悲しみが集まった方が

昨日に続いて、星野富弘さんの詩画より。 よろこびが集まったよりも 悲しみが集まった方が しあわせに近いような気がする 小菊 あなたは私が 想っていたほうからは来なかった 私が願ったようには してくれなかった しかし あなたは 私が望んだ何倍ものことを…

二番目に言いたいことしか人には言えない

『星野富弘詩画展』が金沢で開かれています。 やわらかな春の陽に包まれたような会場は、私と郁代の語らいの場でもありました。涙がとまりませんでした。 再発がわかって帰国した郁代は、これからの時間をどう使おうかと悩んでいました。 やりたいことを一つ…